9月も半ば。長崎市は、来月の長崎くんちが待ち遠しい季節です。
そんな中、長崎公園どうぶつひろばのヤギ2頭が、なにやら話している様子です。
メリー「ユリおねえちゃん、見て見て!!」
ユリ 「いつもおとなしいメリーちゃんがそんなに興奮して、どうしたのメェ~?」
メリー「私たち、いつのまにか 絵のモデル になってるよ!!
この“鳥獣図巻”っていう絵の中に描かれているんだメェ~~!!」
ユリ 「ほんと、そっくりだメェ~、すごいメェ~!」
メリー「描いてくれるならあらかじめ言ってくれたら、モデルポーズしたのにな~♡」
ユリ 「メリーちゃん、モデルポーズしたかったの?
…でもこれを描いた“広渡湖秀”という人は、江戸時代の人なんだメェ」
メリー「どういうこと??」
ユリ 「江戸時代は、今から約250年前。ずっと昔の人が描いたんだよ。だからこの絵のヤギも、私たち2頭をモデルに 描かれたんじゃないんだよ」
メリー「えーっ!!そうなの?!でも、偶然にしてはとっても似ているメェ~!!」
ユリ 「広渡湖秀は、江戸時代に長崎で活躍した画家なんだって。他にも動物の絵をたくさん描いているよ。
長崎公園どうぶつひろばにいる動物たちも描かれているね」
メリー「ほんとだ、サルやウサギや鳥たちも描かれているメェ」
ユリ 「ひょっとしたら広渡湖秀さんは、250年後のどうぶつひろばの風景を夢に見たのかもしれないね!!」
そんな、ユリ&メリーも興味深々の、広渡湖秀作“鳥獣図巻”の一部を、どうぶつひろばの旧クマ舎内に展示しています。
是非ご覧になって、実際の動物達と見比べてみてください。
※中に入って見学できます。
“鳥獣図巻”の展示のすべては、
長崎歴史文化博物館で
9月21日(土)~11月17日(日)開催の
『収蔵品展 学芸員のイチ推し!』にてご覧になれます。
長崎公園どうぶつひろばで動物のかわいい姿を見たあとは、ご近所の長崎歴史文化博物館にも足を運んでみてくださいね!